
Darmoshark様からこの度、下記の2製品をご提供いただきました。
- M5 AIR CARBON 8K
- N7 TIGER SHARK 8K
この記事では「M5 AIR CARBON 8K」のレビューを書きます。
スペック
- 30g±2g
- 奥行91.71×幅57.47×高さ35.75mm
- フルカーボンファイバー複合材
- 「PixArt PAW3950」フラグシップセンサー
- 「Nordic 52840」SoC採用
- 「Blue Transparent Powder」マイクロスイッチ
- バッテリー200mA 1K使用で約55時間
- Bluetooth/ワイヤレス/USB Type-C 接続
価格
15,800円(税込)
※2025年8月時点公式ストアにて
はじめに
このM5 AIRですが、昨年の夏に発売された「M5 M.P fish head」と同形状のスペックアップ版となります。
見てわかる通り、軽量&高強度素材のカーボンファイバー製のシェルに変更され、さらに肉抜きが加えられて8gも軽量化されたモデルです。
ちなみにカーボン製のマウスはDarmosharkでは初とのこと。

特徴
左右対称で、とにかく軽いし小さい。
重量はなんと30g±2g
フィンガーチップマウスといって、いわゆる「つまみ持ち」専用マウスです。
そして男の子ならみんな大好きカーボン素材のシェル。実際の製法は不明ですが、外見はフォージドカーボンの模様がうっすらと出ています。
細かな点ですが、マウスホイールもこの専用設計のアルミ製とのこと。
す・・・すげぇ。

実際に使ってみて
軽い。とにかく軽い。
軽さは正義。
少し大げさかもしれないけど、つまみ持ちという持ち方と相まって、「ペンで線を描くようなダイレクトかつ繊細な感覚」でエイムができる。
元々つまみ持ちの人にはぜひ一度試してもらいたいです。
私自身はAPEXが主戦場です。
ゲームの性質上、上級者ほどエイム中にもマウスホイールをありえんぐらいグルグル回します。そうなるとつまみ持ちそのものが安定感に欠けるのでつまみ持ちを採用していないのですが・・・
「敵にエイムする」というただ一点だけで見たとき、個人的にはつまみ持ちが一番繊細なエイムができると思っているのでエイムに集中したい人向けかなと思います。
形状
サイド部分はくびれなどなし。
お尻の部分がグッと高くなっている点が個人的には好み。
指先だけでなく、指の第二関節あたりまでマウスに触れる持ち方もできるため、つまみ持ちでも安定性があります。

各ボタン類
メインボタンは比較的浅めの感覚。音はかなり静かなので配信者的にはありがたいです。
サイドボタンはちょっとグニっと感があるような・・・?気になるほどではありません。
ホイールはノッチ感は控えめで静か。あまり力をかけずともスルスル回ります。
ホイールの表面は他のモデルと違い、ゴムで覆われておらずアルミの素材そのものに滑り止めのローレット加工が施されています。加水分解も気にしなくていいし、ブラシでの掃除もしやすそう。
ほかのモデルにも搭載してくれないかなぁこれ。
剛性
そしてこれだけ軽いと剛性が気になりますが、かなり悪意を持った力の入れ方をしても歪みも軋みもなにもなし。恐ろしい強さです。
※筆者の握力は70kgほどあります
「エイム時に力んじゃう」って人でも安心です。
ソフトウェア
DarmosharkはWEBドライバーを公開しています。なので今回もダウンロード版のアプリではなくそちらで設定。
少し古めのモデルであるM3SやN3も使用できたので恐らくDarmosharkの全マウスに対応しているはず。
日本語にも対応しており、設定画面もわかりやすいです。
余談ですが、アプリをDLしなくていいのでオフライン会場等で使用できるソフトウェアに制限がある場合でも安心かも?

ドングル
付属の8Kドングルはモニター付きです。
DPI・ポーリングレート・バッテリーの残量などが表示されており痒い所に手が届く嬉しい仕様です。
N7 TIGER SHARKと、1年前にご提供いただいたN5 Nereusでも同様のドングルだったので8K対応のマウスは基本的にこのドングルみたいです。
ドングルは画像の通り黒色なのですが、別売りでもいいので白ベースのものもあるといいなと思いました。

その他
地味に嬉しいのはソール。ソールが元から汎用の丸形です。専用形状のソールだと、「専用ソールを使いたい!」という人もいると思いますが元から汎用の丸形ソールなので気兼ねせず交換できます。
また、シェルが肉抜き加工されているので当然、中身が見えるのですが、バッテリーが薄く面積のあるバッテリーを採用しており、それに黒いフィルムを張ることで基盤隠しも兼ねているっぽいです。
カバーという余計な重量物をつけずにうまく見栄えを保っているように思えます。企業努力すごい。
気になった点
サイドボタンがどうしても押しにくい。というか押すときに安定感がないというか。
ただこれ、調べてみるとつまみ持ちの宿命のようなのでどんなマウスであろうと仕方がないみたいです。ボタンの位置がどうとかそういう問題ではなさそう。
あとは軽量化のためにバッテリーが200mAということで8K使用時の使用時間が気になるところ。
総評
スペックに対しての価格がやはり安い。流石Darmosharkといった製品。
- つまみ持ち専用形状という万人受けはしない製品を、
- よくある樹脂ではなくカーボンという特異な素材を用いて、
- シェルの肉抜きに加えてマウスホイールまで新設計しているのに15,800円はすごいと思います。
つまみ持ち専用マウスなのでもちろん人は選ぶと思います。
が、つまみ持ちの人は買う価値大アリです。
価格帯も比較的安価なのでつまみ持ち専用マウスを検討中の人は初めの一歩としていい製品じゃないかと思います。
この商品について質問があれば気軽にXでDMやリプライください。
答えられる範囲でお答えします。
あと、この記事を見て注文した人がいればこっそり教えてくださいね。
私がちょっとうれしい気持ちになります。